第131回 「ある女の生き方」 

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秋ですねぇ。お彼岸です。鈴虫やこおろぎの大合唱で癒されている今日この頃。みなさま、いかがお過ごしですか?
ウォーキングが気持ち良い季節。朝の通勤距離を一駅伸ばし、三鷹台から20分程歩いて秋を感じています。秋の花々は夏の鮮やかさと違って、落ち着いた色合いを見せており・・・この時期の季節花の代表彼岸花もその一つ。静かさの中に情熱を感じる花です。白い彼岸花は初めて見ました。
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さて、ここで一枚の写真を見て頂きましょう。
この可憐な横顔の女性は、いったい誰でしょう?
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答えは≪ガブリエル・ボヌール・シャネル≫。皆さんご存じ“CC”のマークで有名なシャネル20歳の頃の写真です。もしかして「シャネルって実在したの?」と思われる方もいらっしゃるのでは?今年は、シャネル生誕125周年。現在のブランド【シャネル】は、カール・ラガーフェルドがデザイナーを務め30年近く。愛され続けるシャネルの精神は(時代に合わせた形ではありますが)忠実に表現されています。シンプルかつ洗練された機能的な魅力。エレガントとカジュアルが同居した自立した大人の女性を意識しています。
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成熟した女性が似合うカッコイイ服。私もいつかシャネルの似合う本物の女になりたいと思っており・・・でも、それはいつになる事やら(^ム^)。でも、今から心構えだけでもしておかなくては!と言う訳で、シャーリー・マクレーン主演の≪ココ・シャネル≫を観て参りました。場所は、渋谷東急Bunkamura(火曜日1000円)。
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劇場外にあるソファーの近くには、映画で使用した洋服のデザイン画が展示されていますので、合わせてどうぞ。
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映画では、シャネル(71)がファッション界に舞戻りコレクションを行うシーンから始まり、彼女の人生を振り返る・・・と言った内容で、そのほとんどが、最初に激愛した男性ボーイ・カペルとの恋愛秘話になっています。孤高に生きた獅子座の女・強い女の印象がありますが、シャネルにとって恋愛は生きる原動力だった事が理解できます。仕事も恋も命がけ。ん~、パワフルです。
あのピーコさんもおススメしています。
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先週末に公開した≪ココ・アヴァン・シャネル≫。こちらは、今年の香水No.5のイメージキャラクターのオドレイ・トトゥ(映画『アメリ』で主演を務める)。また違った魅力で私達を楽しませてくれそう。シャネルが残した名言は数多く、例えば
「モードは移り変わるが、スタイルは永遠」
「見えないところに気を遣うことこそ、本当の贅沢」
「チャンスが来たら、私はつかまえる」
などなど。特に、私の好きな名言はこれ。
「20代の顔は親から、50代になるとあなたの責任がでます。その年でいい顔になるかは、自分次第よ」
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そして、彼女は87年間の生涯をホテルリッツで閉じます。
最後まで自分の信念で生きぬいたシャネル。素敵です。
女性の生き方はそれぞれですが、私も50歳になったら彼女のような輝いた笑顔を向けられる人になりたいと思うのでした。
by ffashion | 2009-09-24 00:00
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