いよいよ、入学式目前となりました。

いよいよ、入学式目前となりました。
今年は、どんな生徒や学生が入学してくるのか今からとても楽しみです。
 この時期、新年度に向けて、服飾学校の会議は頻繁に行われ、私も参加させていただいております。その中で決まって話題になることが、「日本のファッションって、今ひとつ元気がないですよね」ということ。先頃、行われたコレクションにしても参加メゾンは減少傾向であるし、海外のバイヤーの姿もチラホラといった状況。確かに、東京はパリやミラノに並ぶファッションの発信地であり、若い人達のオシャレセンスや着こなしは世界中が認めているところです。しかし、悲しいことですが日本発で海外に通用するブランドが中々育っていかないということも事実です。これには、行政の取り組み等様々な要因があろうかと思いますが、やはり今日本にしか出来ないことは何なのかを真剣に考えなければならない時期がきたように思います。トライアスロンの世界でも同じようなことが言えます。日本選手もワールドカップ等で健闘していますが、現状では海外勢に中々太刀打ちできないのが現状です。そこで問題となるのがトレーニング方法で、今まで強い海外選手が行っていたトレーニングをそのまま真似ていたのを、ここにきて日本人の体格や筋力、そして感性に合わせたトレーニングメソッドを確立しようとしています。
 ともすると、私たち日本人は体型や顔つき、果ては精神までも欧米の方たちに対してコンプレックスを持ちがちです。そうではなく、自分たちの良いところを、そして自分たちでなければ出来ないことを見つけること。そうして自分を確立していくことが大切だと思うのです。
世界への視点を持った、ジャパンメイドのファッションというものを、ぜひ本校の学生には意識してほしいと願っています。
 
by ffashion | 2006-04-03 00:00
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