メール

 先日、十数年前に卒業したK君からメールが届いた。
 彼は埼玉県の高校から二葉ファッションアカデミーに入学してきた男の子で、今でも彼のことは鮮明に覚えている。現在彼はアニエス・ベーというブランドで布帛部門のチーフパタンナーとして、年に4回ぐらい渡仏し頑張っているという内容であった。
 彼は、在学中ファッションについて、そして働くということについてとても一生懸命な学生で、在学中に私の知り合いのスタイリストを紹介し、一時アシスタントとしてアルバイトをしていたこともあった。
 そんな彼が卒業してから十数年。この二葉ファッションアカデミーはカリキュラムはもちろんの事、新校舎も建ちあらゆることが変わった。その中で、私自身はどうだろうか。若い頃のガムシャラな自分は年齢と共に、合理的にそして仕事としての要領の良さも身についてきただろう。しかし、最近ふとファッションに対する熱い想いを自分の中に持ち続けているのだろうかと考えるときがある。偉そうなことを言うわけではないが、もちろん、誰よりも時代のかっこ良さを認識している自負はある。しかし、今の自分が本当に全力なのであろうか。
 卒業生が活躍しているという話を聞くのは本当に嬉しいことである。又、教員という職業の醍醐味だとも感じている。しかしそれと同時に自分自身が試されている気にもなる。
「今の自分は本当に精一杯やっていますか」という問いかけが自分の中からも聞こえてくる。K君、ガンバレ!!
by ffashion | 2006-10-30 00:00
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