毎年4月は、新入生と共に多くの新しいアパレル機材も本校に入ってまいります。その新しい機材のひとつとして、工業用ミシンというものがあります。このところ、授業を離れていたのであらためて機材の進化に驚きました。
本校では、服作りに関して2つのことを重視しています。1つは「個の作品としてのもの作り」。これは、感性をフルに動員してデザインを追及する姿勢です。もう1つは、「マスを対象にした商品作り」です。服作りをビジネスとして成立させる為には、もの作りの向こう側にお客様の顔が見えていなければなりません。そして、製品を作ることによって利益を得るということを意識することが、とても大事な事です。車は片輪だけでは傾いてしまい、思うように走れません。服作りも同様、「個の作品としてのもの作り」と「マスを対象にした製品作り」この両輪があってはじめてバランスがとれるものだと考えています。 一見すると、対極にあるような印象ですが、実は表裏一体なのです。 本校では、futaba.fa(フタバドットエフエー)というブランドを通し学生は製品作りを行っています。その中で、冒頭の工業用ミシンというものがとても大事になってきます。
by ffashion
| 2007-04-23 00:00
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